眼精疲労や眼病の予防改善に良い食物 その2
日本生薬学会幹事
中国長春中医学院名誉教授
薬学博士
林 輝明
- 白内障、緑内障、網膜剥離 -
 白内障は、卵の白身が熱によって、透明な蛋白質が白濁固化するように、動脈硬化や活性酸素などによって、水晶体が老化し端から蛋白質が白濁し、視界に霞がかって視力が低下する病気です。進行が始まっても痛みが全くなく、水晶体の上に光を調節する絞りの虹彩(茶目)があるので、真中の瞳(黒目)の覗き窓まで白濁するまでほとんど気付きません。六十歳を過ぎると誰でも起きる可能性がありますが、白内障は現在人工水晶体が開発され、手術で容易に治るようになりました。
 緑内障は、虹彩の上を流れて目の乾燥を防いでくれている房水が、下水口のシュレム管が詰まってうまく流れず、眼圧が異常に高くなる病気です。強い頭痛や眼痛、吐き気などの症状を訴え、放置すると失明の恐れがあります。前兆として電球の回りに虹のような輪がかかって見えることが多いので、このような時は早く眼科に行く注意が必要です。眼圧降下剤で眼圧をコントロールするか、それで効果のない時は、手術を行います。
 網膜剥離は、レンズを通して入った映像を映し出すフィルムの役目をする網膜が、眼球をつつむ脈絡膜から一部はがれてしまう病気で眼底出血を伴います。前兆として、綿ぼこりや蚊が目の前を飛び交うように感じる飛蚊症が起きることが多いので、早く気付くことが必要です。初期であればレーザーで固め、進行していれば手術で治療します。


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