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くるみ(胡桃)や松の実(松子仁=ショウシジン)は脂肪分を主体にした滋養強壮の高カロリー食です。
脂肪を69%も含み、蛋白質を15%、糖質10%で、100gが673キロカロリーもあるという食物の中でも最高クラスのスタミナ食なのです。
したがって、東洋医学では、足腰の弱った老人や虚弱体質の人の体力増強剤に用います。
また脂肪分が多いので、慢性の喘息性気管支炎や、小児喘息の鎮咳剤や慢性便秘の改善に用います。
さらに有難いことには、蓮の実(蓮肉)とならんで、不眠症や神経衰弱の改善に役立ちます。
1日3粒くらいを服用ください。
葉はタンニン質を多量に含み、30g位を煎じて皮膚に塗ると皮膚病の改善に役立ちます。
くるみ(胡桃)は中央アジアが原産地で、紀元前1世紀の漢の時代に中国に入ったもので、胡(エビス、未開の地)からもたらされた桃ということで「胡桃」という名が付いたのです。

松の松傘の中にある松の実の皮を除いた仁を松子仁(ショウシジン)と呼び、中国では仙人の不老長寿の仙果とされてきました。
日本でも、平安時代の貴族の宴会には、吸物や干し菓子の材料として欠かせないものでした。
くるみ(胡桃)と同様、良質の脂肪を60%近く含み、蛋白質15%やビタミン、ミネラル類の豊富な高カロリー食です。
したがって東洋医学では、病後の衰弱、虚弱体質の改善に用いてきました。
そして、皮膚を活性化し、皮部の血管や神経を温め、血行を促進し、皮脂の分泌を盛んにするので、特に韓国では、女性の美肌を作る美容食として伝承されてきました。
また便秘の解消や、老化による変形関節炎の痛みの改善にも役立ちます。

落花生は、木の実ではありませんが、ブラジルが原産地の非常に栄養に富む、マメ科の一年草の果実です。
我が国には、江戸の元禄時代に渡来し、本格的に栽培の始まったのは明治初期の頃からです。
落花生は、黄色の花が落ちると、受粉して太くなったメシベ(子房)を支える花柄が、蔓のようにするすると伸び、土中に入り、地下で子房が果実に生長するので、この名がついたといわれます。
中国では、その実を長生果と呼び、ヨーロッパでは最上級の栄養食とされます。
それは蛋白質を26%、糖質を17%、脂質47%という実に栄養バランスがとれた食物であり、100gが250キロカロリー以上もある高カロリー食であるからです。
東洋医学では、滋養強壮、貧血を治し、母乳の出を良くし、脚気を改善し、鎮咳去痰と便秘を治す薬食として用いられてきました。
そして何より有難いことは、酒の肴として用いると、脂肪が胃粘膜の荒れを予防して潰瘍を防ぎ、良質蛋白が肝臓を強化して二日酔いを予防してくれることです。
年末、年始にかけて、アルコールに親しみやすい時期です。どうかアルコールの毒消しとして、落花生をつまみに愛用してください。
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