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お酒の美味しい季節となりました。
前回はこのお酒で崩れることなく、心地良い酔いを保つ飲み方に就いて考えました。その為には、悪酔いになる限界のアルコールの血中濃度が0.15%を超えない工夫が必要で、
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呑むスピードを考える。 |
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朝、昼の酒は夜のペースで飲まない。 |
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ビールなどの炭酸の入った酒類と清酒、ウイスキ ーなどの酒類とのチャンポン飲み
は避ける事などを知りました。 |
更に酒類に含まれるアルコールは、小腸から体内に吸収されるとき、15〜35%の濃度の酒 類が最も速く、10%以下になれば吸収が穏やかで遅くなるという面白い性質をもちます。 従ってアルコールの血中濃度を急激に上げず、心良い酔いの0.15%以下に保っておく為には、強いウイスキー(43〜52%)や焼酎(30〜45%)といった酒類は必ず3倍以上に水で 薄めて飲むのが良いのです。またこの事は強いアルコールで胃の粘膜が荒らされるのを防ぐことにもなります。
しかし盃のやりとりの一番多い清酒(16〜20%)の場合、酒の席で薄めることも出来ませんし、美味しくもありません。そこで胃の中で薄めて腸に送ることを心掛けるのです。

飲酒の途中で、喉が渇いたなどの口実をつけ、お茶や水を呑んで薄めることです。
酒で崩れない品格の良い酒呑みの方々は大抵このコツを実行されています。
そして出来れば1週間の間、禁酒日を2日おとりになることです。米国の研究で、アルコール80g(清酒で約3.5合)を、毎日連飲する人の脂肪肝、肝炎などの肝障害の発生率は、普通
人の5倍であり、160g(清酒で7合)を連飲する人の発生率は、25倍に達し、8年連飲すれば18%、10年で61%の人が肝硬変になるといわれています。これを週2日の禁酒で防げるというのです。

しかしお好きでもあり、お客の接待などの仕事で実行できない方は、せめて良い酒の肴を積極的に摂ることでカバーをしなくてはなりません。
先ず空腹での飲酒は避けることです。蛋白質、脂肪、ビタミン類に富んだチーズ、ピーナッツや肉、魚、豆、野菜類といった食物を肴に選び、アルコールが直接胃粘膜を刺激しないよう保護すると共に肝臓を強化してやる事です。
そして七味唐辛子やマスタード、カレー粉といった香辛料や明太子などの刺激物は酒の肴として不適格です。
また糖尿病の心配のある方の酒の肴には、山いもの短冊切りやとろろ汁をお勧めします。山いもの粘り成分であるデオスコランは血糖値を正常に戻す作用があり、漢方では「山薬」と呼んで強壮剤や糖尿病改善の薬に使われます。しかもジアスターゼなどの消化酵素を含み消化促進の効用ももちます。
高血圧の心配な人には、酢のもの、キノコ類、食用菊、ナスビなどの血圧降下、血管強化に役立つ食物が良いでしょう。キノコ類に含まれるアミノ酸や多糖類、海藻類のアルギン酸、食用菊のフラボンや精油、ナスビのルチンやケルセチンといった成分が高血圧改善の効果をもたらします。酢のものに使うお酢は、血圧降下作用をもつ天然醸造の純米酢をお使い下さい。また食用菊の特有の苦味は、二杯酢に浸けることで簡単に除けます。
肝臓病の予防には、肉類、魚介類、豆類、卵といった高蛋白質の食物やメチオニン、タウリンといった強肝アミノ酸の多いカキとかタコがお勧めです。
また血中のコレステロールや中性脂肪の高い高脂血症や肥満ぎみの方の肴には、納豆、高野豆腐、湯葉などの大豆加工品やシイタケ、ニラ、海藻などが良いでしょう。
これらの食品には各々、大豆サポニン、エニタデニン、アリル硫化物、アルギン酸といった脱コレステロール、肥満改善に役立つ有効成分が含まれています。
どうぞお酒の飲み方を考えて戴き、百薬の長の酒の旨味を充分に楽しんで頂きたいものです。 |
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